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2013年03月29日

次の次は「龍馬」

最近面白いことがないなあと思いながら眠ったら、
強烈な夢にドつかれるようにして目が覚めた。
こういう時、神様はいるんだなあと思う。

例に漏れず、詳細は他人にとっては退屈な話でしかないので省くが、
とにかくそれは命に関わる夢だった。

劇作をやる知人で「絶対に劇中で人を殺さない」という人がいる。
人が死ぬと人はすぐ感動してしまうからだ。
その誓いは良いことだと思うし、
意図とは別に、命の「威力」を示してもいる。

舞台で人が死んだり命を賭けたりすると、
それがどんなに陳腐でくだらない作品でも、
必ずと言っていいほど客席のどこかからすすり泣きが聞こえる。
それでいつも「おいおいマジかよ……」と、
ますますその作品から距離を取りたくなってしまうのだが、
そういう僕も流石に近親者が死にかける夢を見れば飛び起きる。

僕が書くのは歴史モノなので、自然と劇中で人が死んでしまう。
楽に感動させたいわけではない。
誰もが知ることだが、命の取り扱われ方が現代の日本とは全然違うのだ。
ナチスがユダヤ人を大量虐殺したことは非難の的になるが、
近頃すっかりイケメンになった戦国武将の皆さんも、
突撃を一回命じれば足軽が何十人も死ぬ。

とは言え上演するのは現代の日本なので、
「今とは違ったんですよー」と、
ただ陳列だけでは何の説得力もない。



龍馬は生涯殺人をしなかったそうだが、
そのせいか多くの作品で「歴史の中に迷い込んだ現代人」のような描かれ方をしている。
大人物だが「むしろ普通」で、故に共感されやすい。
「現代人としては」ごく一般的な感情をあの激動の時代に堂々と持っていられた、
というのが確かに龍馬の魅力の一つなのであろうが、

わかった。
そういうものは「既にある」ので、
僕は違うことをしよう。

次々回!
劇団バッコスの祭 第22回公演
9/26〜10/2 @萬劇場
『押忍! 龍馬』(仮題)
第25回池袋演劇祭参加作品

6月にまたオーディションやります。
posted by 森山智仁 at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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