設定したルートがチャレンジャー過ぎたのもあるが、
・準備体操や整理体操を怠ったこと。
・初日の出発が遅く、無駄に飛ばしてしまったこと。
・二日目の山登りでも割に飛ばしてしまったこと。
・今までは何日か平地を歩いてから山に入ったが、
今回はいきなり山道でしかも長距離だったこと。
等が原因として挙げられる。
尚、初日から順に移動距離は24km・27km・20kmだった。
ダムに沈む場所を見に行って、
あそこにこうダムができて水面はあのあたりで、
その時ここは水の底になるんだなぁと、
イメージしてみたりもしたけど、
安直な感傷を求めて赴いたわけじゃない。
ただ、妙な言い回しになるが、
自分の体にその土地を「教えて」おきたかっただけだ。
いつも比較的マイナーな場所に、
それもオフシーズンに旅立つからかも知れないけど、
徒歩の旅は廃屋巡りと言っても過言ではない。
ある地方が「人が少なくて」「貧しい」としたら、
最初から「そういう地方」だったのではなくて、
かつては人がいて、豊かだったのだと思う。
あの家にはいつ誰がどこから来て、
どんな暮らしをして、今はどこへ行ったのだろう。
廃屋を見る度にそんなことを考える。
それから、人間はどこから来てどこへ行くのだろうと、
そういうことも漠然と考えてみたりしている。