鏡川

龍馬も泳いだであろう川。

この川と、北にある江ノ口川とに挟まれていることから、
はじめ「河内」(こうち)という名だったのが、
後に水害を嫌って「高知」となったらしい。
なるほどなあ。

いい感じの平らな草地を見つけたので、
今夜はここにテントを張ることにする。
河原なら慣れたものだ。

コーヒーを淹れて飲んでいたら、
犬を連れたおじさんが話しかけてくれて、
なんと高知新聞の編集部の方だった！
お名刺をいただいた。
このご縁は大事にしたい。

テントを張っている時にはおばさんが、
「朝冷えるから気をつけて」
と声をかけてくれた。
うーむ、いいところだなあ高知。

武市半平太邸宅・道場跡

現在は私有地となっている。
奥の白い建物あたりがそうだったらしいとのこと。

武市の道場は間口6間・奥行4間。
大体BIG TREEの袖を含めた舞台面ぐらいの広さだろうか。

致道館跡

現在は高知県立武道館。
元気な声と激しい竹刀の音が聞こえてきた。

様々な立場の人から嫌われた吉田東洋だったけれども、
学校を建てた、という点は、
間違いなく評価されるべきことだったと思う。

天守閣

修学旅行の一団に遭遇してしまった。
賑やかなことこの上ない。
だが国の行く末を案じる我が心は、
そんな喧騒ごときで惑わされはしないのである。

天守閣へ登る急な階段で、女子高生たちがパンツパンツと騒いでいる。
そ、そんなことで惑わされなど…

高知城

建築にはあまり詳しくないが、
僕は昔から書院造りが結構好きで、
中でも「違棚」にグッとくる。

板垣退助像

城主のようなアングル。

高知城の石垣は多くが野面積みといって、
石を加工しないでガシガシ積む方法が用いられている。
排水能力が高く、雨の多い土佐にピッタリの工法なのだとか。
機能美だなあ。

山内容堂誕生の地

武市瑞山殉節の地に大変近い、というのが何とも皮肉。
「藩主」というより「政治家」って感じの人だなあと思う。

武市瑞山殉節の地

維新後要職に就いた士は数あれど、
維新の「最中」に、
武市さんほど激しく浮いて沈んだ人は他にいないんじゃないだろうか。

池澤鮮魚

魚屋さん。
呼び込まれるままに入り、かつおたたき丼をいただく。
土日以外は丼物やってないといことなのに、
どこからかパックのご飯を買ってきて作ってくれた。
うまし！

旧山内家下屋敷長屋

土佐藩船「夕顔」。
龍馬が船中八策を書いた船。

あ、黒岩涙香も土佐出身だったんだなあ。
『乱歩』の次に相応しい演目ということかな。
こじつけだな。