次の台本に“賭け事”がちょっと絡んでくるので、
調べ物の勢いが余って自分でゲームを作ってしまいました。
トランプのゲームです。「スリング」と命名しました。
狙いとするところは、麻雀のように「運7:腕3のゲーム」です。
1ゲームは大体3分ぐらいで終わると思います。
――――――――――――――――――――――――――――――
0.概要…カードをスリング(投石器)とストーン(石)に見立て、
ストーンを投げ合い、2人で勝敗を争うゲーム。
ドロー→セット→アタックの3フェーズを交互に行うターン制。
先に相手に21点以上のストーンを投げた方が勝ちとなる。
1.山から5枚ずつカードをひいて手札とし、コイントス等で先攻を決める。
2.【ドロー】…山からカードを1枚ひき、手札に加える。
但し、先攻の第一ターンではドローを行わない。
3.【セット】…セットかスティールのいずれかを行うことができる。
・【セット】:手札から1枚選び、自分の場にスリングとして置くことができる。
最初に置いたスリングの色(スート)が自分の色となり、
そのゲームでは自分の色のスリングしか置くことができない。
・【スティール】:手札からペアを捨て、相手のスリングを奪うことができる。
奪ったスリングは手札に加える。
ジョーカーは1枚でペアとして使うことができる。
1ターンに奪えるのは1枚だけ。
・必要がなければセットは行わなくても良い。
4.【アタック】…自分の場に出ているスリングと和が一致するカードを、
ストーンとして相手に投げることができる。
・例)場に10のスリングが出ている場合、
10や3&7のストーンを投げることができる。
・例)場に9と3のスリングが出ている場合、
9,3,12,2&4&6等のストーンを投げることができる。
・投げたストーンは数が見えるように重ね、相手の前に置く。
1ターンに投げることができるのは1群(または1枚)だけ。
・計9以下のストーンは数値をそのままと点数し、
計10以上のストーンは10点とする。
・【スリーカード】:手札にスリーカードがある場合は、
スリングを使わずに投げることができる。
点数は、例えば3のスリーカードであれば3点とし、
スリーカードに限り11以上のカードも数値をそのまま点数とする。
・必要がなければアタックは行わなくても良い。
アタックを行わない場合は「エンド」と宣言する。
5.【フィニッシュ】:交互に2〜4を繰り返し、
相手の前に21点以上のストーンを置くと勝ちとなる。
但し、最後に投げるストーンには、自分の色が含まれていなければならない。
既に21点以上のストーンが置かれている場合は、
自分の色を含む1点以上のストーンを投げれば勝ちとなる。
6.特殊役…手札の中で以下の役を作ると、その時点で勝ちとなる。
・ジャックナイフ:手札の合計が21。
・ハイストレート:手札全てによるストレート。5枚以上で成立。
・ハイフラッシュ:手札全てによるフラッシュ。5枚以上で成立。
・フルキャッスル:手札が全てペアもしくはスリーカード。5枚以上で成立。
・ノービリティ:手札が全て絵札。5枚以上で成立。
2006年12月04日
2006年01月09日
〒
今年もまた年賀状配達のバイトをやった。
これから四月の公演に向けていろいろと始めるわけだけれども、個人的にはレポートを出して単位を取って卒業して、あと何か新しいバイトを探したり、その他今年やろうと決めたことの準備にかからなければならない。
それから、一応学生の身分のうちに運転免許も取りに行かないといけない。まぁ自分の車を持ちたいという願望はあまりないし持てる気もしないんだけど、身分証明書の代わりになるし、いずれ必要に迫られてということもあるだろう。手足のごとく乗りこなせたらそれはそれでちょっと楽しいかも知れない。ジェットコースターは苦手だが、自転車でスピード出すのは好きだ。
というようなことを考えながら配達をしていたら、電柱の貼り紙に目がとまった。
「よくきおつけて
事故のないよう
○小PTA」
……。
はい、きおつけます。
これから四月の公演に向けていろいろと始めるわけだけれども、個人的にはレポートを出して単位を取って卒業して、あと何か新しいバイトを探したり、その他今年やろうと決めたことの準備にかからなければならない。
それから、一応学生の身分のうちに運転免許も取りに行かないといけない。まぁ自分の車を持ちたいという願望はあまりないし持てる気もしないんだけど、身分証明書の代わりになるし、いずれ必要に迫られてということもあるだろう。手足のごとく乗りこなせたらそれはそれでちょっと楽しいかも知れない。ジェットコースターは苦手だが、自転車でスピード出すのは好きだ。
というようなことを考えながら配達をしていたら、電柱の貼り紙に目がとまった。
「よくきおつけて
事故のないよう
○小PTA」
……。
はい、きおつけます。
2004年03月10日
中央線盗撮疑惑
僕にとって冬は鼻血の季節です。
いきなり何を言い出すんだこいつはとお思いでしょうが、これは実に深刻な真実なのです。
よって、冬場はティッシュを手放せません。
鼻血の原因には、「1.チョコレート食い過ぎた」「2.何かえろいこと考えた」の二者が確固たる権威をもって君臨しています。
しかし僕はチョコレートの消費量もえろさも恐らく人並み程度であり、故にこれらは僕の鼻血とはまったくの無関係です。
もとい、長年冬場に鼻血を噴き続けた結果、僕は既に一つの結論に辿り着いていたのでした。
すなわち、僕の鼻血は温度差に起因するのです。
冬の寒い日、寒い寒いと厚着で出掛け、ところが屋内に入ると暖房効いてるもんだから体温が一気に上昇し、鼻腔内の毛細血管は脆くも引きちぎられてしまう、というのが僕の鼻血パターンだという見解は、もはや定説になりつつあります。
つまり僕の鼻血はえろさのせいではない、ということをここで改めて強調しておきます。
さて、突如として冷え込んだ3月のある日、僕はポロシャツにセーター、さらにコートという自分的にはほぼ最強の重装備で、中央線下り高尾行きに乗り込みました。
案の定暖房が効いていて車内は暖かく、むしろやや暑いと感じたのですが面倒だったのでそのままの服装で『三銃士(下)』を開き、読み耽りました。
電車が立川に着くと人々はわらわらと降りていって、席が空いたので僕は素早く座り、機嫌良く本を読み続けました。
僕の向かいにはちょっとヤンキー系(?)のカップルが着席しました。
しばらくの後、僕は異変に気付きました。
鼻血です。
僕はほとんど反射的に鼻を手で力強くつまみつつ、反対の手でティッシュを取り出しました。
鼻血の正しい止め方は、ティッシュを突っ込んで放っておく、というのではなく、鼻の上の方を強く押さえて下を向いている、というものです。
しかし鼻をつまむ時に若干の血が鼻の下や手などに付着したようだったので、僕はあくまでもそれを拭き取るためだけにティッシュを鋭く尖らせ、鼻の穴に突っ込みました。
その時です。
ぴろりんという電子音を僕は確かに聞きました。
「ん?」と思って音のした方に目をやると、なんと例のカップルの女の方が、ケータイのカメラをこちらに向けていたではありませんか!
さらには、小さな声だったのでよく聞き取れませんでしたが、二人の会話からは
「鼻血」
「ティッシュ」
「懐かしい」
という3つのキーワードが拾い上げられたのです。
僕は即座に「撮られた!」と思いました。
そして今の写真を友達にメールで送って一緒に楽しもうとしているのだと、二人のケータイをいじるにやけた顔から判断しました。
件名は「マジうけるんだけど」、本文は「懐かしの鼻血ブッシュ大統領、ティッシュで果敢に応戦」といったところでしょう。
僕の怒りの炎はめらめらと燃え上がり、危うく鼻血に引火して爆発するところでした。
そう言えば僕はちょうど本を手にしているのであり、鼻血を噴き出している以上、これがえろい類の書物だと勘違いされても不思議はありません。
違う!
俺はえろ本読んで鼻血出してるんじゃない!
これは『三銃士(下)』だ!
つーか撮るなよ!
と頭の中でわめき散らしながら、僕はロシュフォールに愛馬を罵倒されたダルタニャンさながら、正面の二人に対して真面目に復讐を考えました。
稽古の帰りだったので、ちょっとした武器も所持していたのです。
相変わらず左手で鼻を押さえつつ右手ではリュックの中にあるその武器を握り締めてみましたが、しかし僕が盗撮されたという確証はないのです。
「ぴろりん」もカメラとは関係ないただの操作音かも知れないし、ただケータイいじるだけでもカメラはこっちを向くことになるし、拾い上げられたキーワードもただ話をしただけで写真にまでは撮ってないのかも知れません。
僕は困りました。
さぁどうするどうする。
撮ったのか撮ってないのか。
撮ってたとしたら許し難いが違ってたらどうしよう。
と、困っているうちに、電車は八王子の駅に到着してしまったのです。
その頃ようやく鼻血は止まり、僕は憤然としつつ電車を降りたのでありました。
皆さんも鼻血の際にはお気をつけ下さい。
特に出そうな時の読書は避けましょう。
いきなり何を言い出すんだこいつはとお思いでしょうが、これは実に深刻な真実なのです。
よって、冬場はティッシュを手放せません。
鼻血の原因には、「1.チョコレート食い過ぎた」「2.何かえろいこと考えた」の二者が確固たる権威をもって君臨しています。
しかし僕はチョコレートの消費量もえろさも恐らく人並み程度であり、故にこれらは僕の鼻血とはまったくの無関係です。
もとい、長年冬場に鼻血を噴き続けた結果、僕は既に一つの結論に辿り着いていたのでした。
すなわち、僕の鼻血は温度差に起因するのです。
冬の寒い日、寒い寒いと厚着で出掛け、ところが屋内に入ると暖房効いてるもんだから体温が一気に上昇し、鼻腔内の毛細血管は脆くも引きちぎられてしまう、というのが僕の鼻血パターンだという見解は、もはや定説になりつつあります。
つまり僕の鼻血はえろさのせいではない、ということをここで改めて強調しておきます。
さて、突如として冷え込んだ3月のある日、僕はポロシャツにセーター、さらにコートという自分的にはほぼ最強の重装備で、中央線下り高尾行きに乗り込みました。
案の定暖房が効いていて車内は暖かく、むしろやや暑いと感じたのですが面倒だったのでそのままの服装で『三銃士(下)』を開き、読み耽りました。
電車が立川に着くと人々はわらわらと降りていって、席が空いたので僕は素早く座り、機嫌良く本を読み続けました。
僕の向かいにはちょっとヤンキー系(?)のカップルが着席しました。
しばらくの後、僕は異変に気付きました。
鼻血です。
僕はほとんど反射的に鼻を手で力強くつまみつつ、反対の手でティッシュを取り出しました。
鼻血の正しい止め方は、ティッシュを突っ込んで放っておく、というのではなく、鼻の上の方を強く押さえて下を向いている、というものです。
しかし鼻をつまむ時に若干の血が鼻の下や手などに付着したようだったので、僕はあくまでもそれを拭き取るためだけにティッシュを鋭く尖らせ、鼻の穴に突っ込みました。
その時です。
ぴろりんという電子音を僕は確かに聞きました。
「ん?」と思って音のした方に目をやると、なんと例のカップルの女の方が、ケータイのカメラをこちらに向けていたではありませんか!
さらには、小さな声だったのでよく聞き取れませんでしたが、二人の会話からは
「鼻血」
「ティッシュ」
「懐かしい」
という3つのキーワードが拾い上げられたのです。
僕は即座に「撮られた!」と思いました。
そして今の写真を友達にメールで送って一緒に楽しもうとしているのだと、二人のケータイをいじるにやけた顔から判断しました。
件名は「マジうけるんだけど」、本文は「懐かしの鼻血ブッシュ大統領、ティッシュで果敢に応戦」といったところでしょう。
僕の怒りの炎はめらめらと燃え上がり、危うく鼻血に引火して爆発するところでした。
そう言えば僕はちょうど本を手にしているのであり、鼻血を噴き出している以上、これがえろい類の書物だと勘違いされても不思議はありません。
違う!
俺はえろ本読んで鼻血出してるんじゃない!
これは『三銃士(下)』だ!
つーか撮るなよ!
と頭の中でわめき散らしながら、僕はロシュフォールに愛馬を罵倒されたダルタニャンさながら、正面の二人に対して真面目に復讐を考えました。
稽古の帰りだったので、ちょっとした武器も所持していたのです。
相変わらず左手で鼻を押さえつつ右手ではリュックの中にあるその武器を握り締めてみましたが、しかし僕が盗撮されたという確証はないのです。
「ぴろりん」もカメラとは関係ないただの操作音かも知れないし、ただケータイいじるだけでもカメラはこっちを向くことになるし、拾い上げられたキーワードもただ話をしただけで写真にまでは撮ってないのかも知れません。
僕は困りました。
さぁどうするどうする。
撮ったのか撮ってないのか。
撮ってたとしたら許し難いが違ってたらどうしよう。
と、困っているうちに、電車は八王子の駅に到着してしまったのです。
その頃ようやく鼻血は止まり、僕は憤然としつつ電車を降りたのでありました。
皆さんも鼻血の際にはお気をつけ下さい。
特に出そうな時の読書は避けましょう。
2004年02月18日
焚き火?
先日、初めてウェイターのバイトをやりました。新宿のお洒落な和食のお店で、僕も似合わない作務衣なんか着てしまいました。お料理はどれも大変美味しそうでした。さて、新しいことをやるのは楽しくもありますが、そこには失敗もつきものです。人間、慣れないことに手を出して錯乱してしまうと、何をしでかすかわかりません。
鍋をご注文いただいたお客様には、当然鍋をお出しします。まずコンロを出す。鍋を出して載せる。火をつける。具を出す。どうぞ召し上がれ。なんていう手順は、別に教わらなくてもわかるべきレベルのことでありましょう。しかし、ここで僕は、一般的にはあり得ないようなミスをしでかしたのです。
まず、僕の鍋初体験は手順2:鍋をお出ししてコンロに載せる、でした。「これ(鍋)、○○さんについてって、一緒にお出しして」と指示され、とりあえずその通りにしました。ところが、気の利かない僕は火をつけなかったので、「ああ、鍋お出ししたら火つけてあげて」と、親切な先輩にご指導いただいてしまいました。そして、僕の頭の中では「鍋→着火」というプログラムが約2秒で組み立てられました。
それからしばらくの後、今度は僕が手順1:コンロをお出しする、の役目を仰せつかりました。もう大丈夫です。僕は既に一度鍋での失敗を経験し、しかも偉大な先輩から教えも授かっていたのです。何も恐れることはありません。僕は自信満々でコンロをお出しし、火をつけました! 「……?」と、お客さんは思われたはずです。しかし僕にとって鍋と着火は切っても切れない縁で結ばれていたので、二人を引き裂くわけにはいかなかったのです。とは言え、流石の僕もすぐに、これは何かおかしい、何かが間違ってるということに気付きました。何しろ、まだ鍋本体が来てないのにコンロだけが威勢良くごうごうと燃え盛っているのです。僕は、「アホか自分!」と思いました。が、一度つけた火を消す(消した方が良かった)わけにもいかず、とりあえず「失礼いたしました」と言って去りました。そして「アホか自分アホか自分!」と頭の中で連呼しつつ光速で厨房へ舞い戻り、幸いまだ運び出されていなかった鍋本体をひっつかまえて、改めてさっきのテーブルへと向かいました。速攻で鍋を載せてしまえば、疑問は解消されるはずです。「失礼いたします!」。見ると、火は消えていました。お客様がご自分で消されたのでした。僕はもう恥ずかしさのあまり踊り出しそうになるのを我慢しながら、謝罪しつつ、どうにか鍋をコンロに載せ、改めて火をつけたのでありました。
えー、あの時のお客様、本当に失礼いたしましたm(_ _)m
鍋をご注文いただいたお客様には、当然鍋をお出しします。まずコンロを出す。鍋を出して載せる。火をつける。具を出す。どうぞ召し上がれ。なんていう手順は、別に教わらなくてもわかるべきレベルのことでありましょう。しかし、ここで僕は、一般的にはあり得ないようなミスをしでかしたのです。
まず、僕の鍋初体験は手順2:鍋をお出ししてコンロに載せる、でした。「これ(鍋)、○○さんについてって、一緒にお出しして」と指示され、とりあえずその通りにしました。ところが、気の利かない僕は火をつけなかったので、「ああ、鍋お出ししたら火つけてあげて」と、親切な先輩にご指導いただいてしまいました。そして、僕の頭の中では「鍋→着火」というプログラムが約2秒で組み立てられました。
それからしばらくの後、今度は僕が手順1:コンロをお出しする、の役目を仰せつかりました。もう大丈夫です。僕は既に一度鍋での失敗を経験し、しかも偉大な先輩から教えも授かっていたのです。何も恐れることはありません。僕は自信満々でコンロをお出しし、火をつけました! 「……?」と、お客さんは思われたはずです。しかし僕にとって鍋と着火は切っても切れない縁で結ばれていたので、二人を引き裂くわけにはいかなかったのです。とは言え、流石の僕もすぐに、これは何かおかしい、何かが間違ってるということに気付きました。何しろ、まだ鍋本体が来てないのにコンロだけが威勢良くごうごうと燃え盛っているのです。僕は、「アホか自分!」と思いました。が、一度つけた火を消す(消した方が良かった)わけにもいかず、とりあえず「失礼いたしました」と言って去りました。そして「アホか自分アホか自分!」と頭の中で連呼しつつ光速で厨房へ舞い戻り、幸いまだ運び出されていなかった鍋本体をひっつかまえて、改めてさっきのテーブルへと向かいました。速攻で鍋を載せてしまえば、疑問は解消されるはずです。「失礼いたします!」。見ると、火は消えていました。お客様がご自分で消されたのでした。僕はもう恥ずかしさのあまり踊り出しそうになるのを我慢しながら、謝罪しつつ、どうにか鍋をコンロに載せ、改めて火をつけたのでありました。
えー、あの時のお客様、本当に失礼いたしましたm(_ _)m
2003年06月13日
ヴェニスの商人
もうかなり前と言うか丁度去年の今頃なのですが、東京グローブ座で上演されたロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの『ヴェニスの商人』について、ふと思い出したネタがあるので今回はその話です。(一部、思い出せないので創作になってる可能性があります)
床も後ろの壁もタイルっぽい感じで、後ろの壁は回転式で開閉します。置きっ放しの装置は特になし。当たり前ですが役者の皆さんは外国人でセリフは全部英語です。語学に堪能な私は、セリフが聞き取れない退屈さのあまりに、ロレンゾーとジェシカの駆け落ちのあたりで決して居眠りなどしていません。外国語で書かれたセリフなのだから、どう上手く訳しても日本人が日本語で対話にするのは難しい、という説があります。確かにそうかも知れないと私は思っていますが、一方で訳文なら訳文の対話があり得ると考えます。特にシェイクスピアなら、一種の詩の詠み合いのように解釈できるのではないか、と。余談ですが、海外作品の訳は新潮文庫が一番うまいような気がします。
で、思い出したネタというのは舞台の話ではなくて、終演後に催されたトークショーでの一コマなのです。役者さんが舞台に座り、インタビュアーがあれこれ尋ねるという形です(あ、この時は通訳さんが訳してくれました。私には不要でしたが)。そして最後、お客さんから質問があればという時、数人のおっさんがそれ来た!って感じで手を挙げました。そして指されたあるおっさんは、席を立ち、次のような質問をしたのです。
「私は演劇をやってる者なんですが、役者さんの立ち位置ってとても重要じゃないですか。で、あ、私も演劇をやってるんですけれども、立ち位置を決めて動くというのはなかなか難しいものですよね。えー、今回の公演では舞台にタイルですか?タイルの模様みたいなのがあるでしょう。もしかしてその模様なんかで立ち位置をお決めになったんですか? あ、実は私普段演劇をやってる者なんですが、はい」
彼が演劇をやっている、ということがよくわかる、大変素晴らしい質問でした。回答者を困惑させる程の鮮やかさでした。
因みに、私の前に座っているおっさんはなかなか指してもらえず、「じゃあ次の方で最後ということで」の時には飛び上がらんばかりの勢いで手を挙げまくり、やっと指してもらえたので、自分の劇団の話だけして質問をしませんでした。本人は質問のつもりだったようです。
床も後ろの壁もタイルっぽい感じで、後ろの壁は回転式で開閉します。置きっ放しの装置は特になし。当たり前ですが役者の皆さんは外国人でセリフは全部英語です。語学に堪能な私は、セリフが聞き取れない退屈さのあまりに、ロレンゾーとジェシカの駆け落ちのあたりで決して居眠りなどしていません。外国語で書かれたセリフなのだから、どう上手く訳しても日本人が日本語で対話にするのは難しい、という説があります。確かにそうかも知れないと私は思っていますが、一方で訳文なら訳文の対話があり得ると考えます。特にシェイクスピアなら、一種の詩の詠み合いのように解釈できるのではないか、と。余談ですが、海外作品の訳は新潮文庫が一番うまいような気がします。
で、思い出したネタというのは舞台の話ではなくて、終演後に催されたトークショーでの一コマなのです。役者さんが舞台に座り、インタビュアーがあれこれ尋ねるという形です(あ、この時は通訳さんが訳してくれました。私には不要でしたが)。そして最後、お客さんから質問があればという時、数人のおっさんがそれ来た!って感じで手を挙げました。そして指されたあるおっさんは、席を立ち、次のような質問をしたのです。
「私は演劇をやってる者なんですが、役者さんの立ち位置ってとても重要じゃないですか。で、あ、私も演劇をやってるんですけれども、立ち位置を決めて動くというのはなかなか難しいものですよね。えー、今回の公演では舞台にタイルですか?タイルの模様みたいなのがあるでしょう。もしかしてその模様なんかで立ち位置をお決めになったんですか? あ、実は私普段演劇をやってる者なんですが、はい」
彼が演劇をやっている、ということがよくわかる、大変素晴らしい質問でした。回答者を困惑させる程の鮮やかさでした。
因みに、私の前に座っているおっさんはなかなか指してもらえず、「じゃあ次の方で最後ということで」の時には飛び上がらんばかりの勢いで手を挙げまくり、やっと指してもらえたので、自分の劇団の話だけして質問をしませんでした。本人は質問のつもりだったようです。


