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2008年01月26日

書き置き

「だが忘れるな。その時は、
たとえこの世の全てを敵に回しても、
お前の頭蓋を砕く。
俺は殆どその為だけに拳を鍛えている」

(『ドン・キホーテの敵意』)
posted by 森山智仁 at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

演出家の仕事

「演劇がどんなに好きであっても、俳優に向いていないことがあります。
もちろん、三年間は俳優になるためのレッスンを続けていくわけですが、…(中略)…
また、演劇の仕事を断念し、故郷に戻る人もいるでしょう。
しかし、その場合でも、その人たちが故郷に帰って、いい観客になる。
もちろん演劇を教える教師を志す人が出るかもしれない」
(栗山民也『演出家の仕事』岩波新書p.165)

養成所のことはよく知らないが、
「俳優に向いていない人」が「演劇を教える教師」になっていいのだろうか。
教える方が向いているということもあるのかも知れないが、
僕はあんまり教わりたくない。

頷けるところも少なくはなかった本だけれど、
ここを含め、幾分か疑問が残った。
posted by 森山智仁 at 09:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

猫のゆりかご

「女はブリード博士をふりかえると、なさけ容赦ない叱責の眼で見つめた。
やたらに物を考える人間を憎んでいるのだ。
その瞬間、わたしには、
その女が人類ほとんどすべての恪好の見本であるように思われた」
「『ハニカーがよく言ってたことだがね、
自分の仕事を八つの子供にわかるように説明できない科学者は山師だとさ』
『じゃ、あたしなんか八つの子供より馬鹿だわ』
ミス・ペフコは悲しげに言った。
『山師の意味さえわからないんですもの』」

(カート・ウ゛ォネガット・ジュニア著/伊藤典夫訳/ハヤカワ文庫)
posted by 森山智仁 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月19日

海抜0m

070219_1135~001.jpgグレーゲルス「レリング先生、
僕はヤルマールをあんたの手から救い出すまで、
決して、あとへは引きませんよ!」
レリング「そいつは、いよいよ厄介だな、あの男には。
平凡な人間から人生の嘘を取り上げるのは、その人間から
幸福を取り上げるのと同じことになるんだからね」
(イプセン『野鴨』)

写真は今日、舞台で使う写真の撮影をしに行った海。
posted by 森山智仁 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

ピーター・ブルック『なにもない空間』より

足を運ばない理由は、お代が高すぎるからである。
もちろんそんな金を払えないわけではない。
ただ彼らはあまりにしばしば裏切られてきたのだ。
 〜中略〜
好奇心をもった、個性的で賢い人びとは、劇場に足を向けなくなる。
 〜中略〜
損をする危険性があまりに大きすぎる、いままで失望した経験が多すぎるから。
かくして悪循環がつづくわけだ。
<退廃演劇>は着実にみずからの墓穴をほっているのだ。
(高橋康也・喜志哲雄訳/晶文社/p.24〜p.28)

1971年の海外の著書だが、
これはまさに今の日本の演劇状況ドンピシャではないか。

前売1500円の壁の下で、どこまで行けるかはまだわからないが、
観劇という行為が単なる「生活を豊かにするもの」から逸するためには、
――「生活」そのものへと接近する、あるいは接近し直すためには――
ギリギリまで低価格に抑えることが不可欠であると思う。
posted by 森山智仁 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 手記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする