たとえこの世の全てを敵に回しても、
お前の頭蓋を砕く。
俺は殆どその為だけに拳を鍛えている」
(『ドン・キホーテの敵意』)
グレーゲルス「レリング先生、足を運ばない理由は、お代が高すぎるからである。
もちろんそんな金を払えないわけではない。
ただ彼らはあまりにしばしば裏切られてきたのだ。
〜中略〜
好奇心をもった、個性的で賢い人びとは、劇場に足を向けなくなる。
〜中略〜
損をする危険性があまりに大きすぎる、いままで失望した経験が多すぎるから。
かくして悪循環がつづくわけだ。
<退廃演劇>は着実にみずからの墓穴をほっているのだ。(高橋康也・喜志哲雄訳/晶文社/p.24〜p.28)