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2007年08月21日

主導権

常々思っていることだけれど、
この世にはイニシアティブを取る人間と取られる人間がいる。
正確にはある2人以上の集団において取る人間と取られる人間に分かれ、
Aの集団では取るがBでは取られるということもある。
例えば学校では引っ込み思案だけど家では態度デかいとか、
友達グループではいじられキャラだけど彼女には亭主関白、等である。

取られている状態では、人は十分に力を発揮できない。
取るのも能力の一つだが、必ずしも取ることが良い結果を招くとは限らない。
リーダーは取れる人間の方が何かと良いだろう。
しかし取り過ぎれば、思慮やセンスのある貴重な意見を殺すこともあり得る。
取られている人間は大抵、取っている人間に対して思っていることを半分も言えないからだ。

作品づくりの場面でもイニシアティブは猛威を振るう。
取っている人間の作品に取られている人間がまともに意見などできるだろうか。
取られ易い人の方が、取ってしまう人より遥かに多くの声を聞くことができる。
聞くだけで作品が良くなるわけではないが、少なくともチャンスには恵まれている。
posted by 森山智仁 at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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