「何年やってんだ!」という質問がある。
しかしこれは質問ではない。
言った人は相手が何年やってるのかを知りたいわけでは絶対ない。
(と言うか知ってると思われる)
○○年やってんだからしっかりしろと言いたいのである。
「何が言いたいのか」という質問を芝居作ってるとたまに受ける。
お客さんに言われることもあるし仲間に言われることもある。
(わかった振りしたり手放しで褒めたりしない仲間には感謝している)
これも、若干びみょうな線だが、質問ではないことが多い。
何が言いたいのか知りたい場合もあるはずだけど、
文句なく良かったらそんなことはまず言わない。
即ちこれは言われたら半分終わりなのである。
何か冗談を言って「今のはどこが面白いの?」と返されたら、
これもやはりまさか説明が求められているわけではない。
説明を聞いて改めて笑いたいわけじゃない。
「つまらん」と言いたいのだ。
しかしこういった疑問形のダメ出しは、その形状が内容以上に威力を持つ。
何しろ一見モノを尋ねているのに、もし答えれば惨めになる。
しかも大抵はそういう力関係を理解した上で使われる。
通常より相手の印象に残り易い攻め方だと言えるだろう。
とは言え、ある程度複雑な、あるいは特別な意図があるならば、
説明を付するのも反則ではないと思う。
理解されないまま気取るよりは余程いい。
芝居について「びみょうな線」と書いたが、見極めなければならない。
ただの質問形式なのか、あるいは実は本当に興味を持ってもらえたのか。
前者と後者の差は割と大きい。
勿論純粋に理解されるのが一番ではあるけれど。
2007年07月27日
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