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2016年03月25日

柳本光晴『響』感想、及び社会の中の天才について。

近くのミニストップに売っていたマンガ。
他のコンビニでは今のところ一度も見ていないので、店長さんの特別な計らいがあったのかも知れない。
3巻まで読んだ。



同じ天才ということで、『バクマン。』の新妻エイジと比較。
エイジはぶっ飛んだところもあるけれど何げに常識人でコミュ力はむしろ高い。
一方、響は物凄く我が強く、他人を馬鹿にしているところがある。

「天才肌」と呼ばれる人の数は「天才」の数より多い。
ただの変わり者はえてして長続きしない。
響のようなタイプが「本物」であるケースは少ないと思うーー個人的に、経験則として。
芸術の分野で成功している人は大抵、人間として、社会人としてきちんとしている。
例外もあるけれど。

だから、内心、響が上手くいかなければいいのにと思って読んでいるーーというところがまさに僕の人間的にアレな部分なのだが。
ただ、どんな動機であれ、続きを読みたいという気持ちは非常に強い。



涼太郎の存在によって響は「ただのイタイ奴」を免れている。
響やエイジより、涼太郎の方がレア。

リカが主人公って感じがする。
っていう脇役の存在の大切さ。
『おおきく振りかぶって』も阿部くんが魅力的で阿部くんのターンが長い。
でも主人公はやっぱり三橋。

僕だったら『戦争ごっこ』は左の棚に入れそうな気が…
いや、うーん、どうだろ。
「稚拙」ってのがどの程度なんだろう。
読んでみたい。

吉野さん大好き。
posted by 森山智仁 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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