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2016年01月25日

読書:田村公人『都市の舞台俳優たち アーバニズムの下位文化理論の検証に向かって』

お前が今さらこれを読んでどうするのだ、という声も聞かれそうである。
しかし今になってやっとこれを読めるようになった、ということである。

何が書いてあるのかはわかった上で買った。

舞台俳優や小劇場演劇の絶望を描くことが本書の目的ではない。
「フィッシャー理論」への疑問視が主たる目的なのだが、その検証のフィールドとして小劇場演劇の世界に入った結果、その闇が浮き彫りにされる結果となった。
調査が行われたのは2000年前後でありながら、「ノルマ」や「事務所」に関する状況は2016年現在でも変わっていない。
極めて新鮮な報告書である。

僕は敢えてこれを同世代の演劇人たちに読んでもらいたいとは思わない。
これを読ませてドヤ顔するほど悪趣味ではない。
ただ、これから演劇の世界に身を投じようとしている人たちには、強くオススメしたい一冊である。

bk.7


posted by 森山智仁 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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