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2015年09月08日

『BIRTH』ご来場ありがとうございました

『BIRTH 〜ペルー日本大使公邸人質事件〜』ご来場ありがとうございました。
おかげさまで後半のステージはほぼ毎回満員御礼状態でした。

大勢のお客様・スタッフに支えられて、最後までやり切ることができました。
お返しとしては、また新たな良いものを作ることしかできないので、頑張りたいと思っています。





じっくりやった公演でした。
将棋で言えば「穴熊」です。

今までは、台本の頁数と上演時間がほぼ一致していました。
90頁なら90分です。
そうなるように書式を設定していました。
今回は97頁だったので、いつもの感じなら1時間37分のはずでしたが、実際の上演時間は1時間52分でした。
単純に、今までより、役者に自由に間を使ってもらったということです。
それが功を奏した部分もあります。
裏目に出た部分もあります。
間延びしているという声も少なからずいただきました。(それは演技より脚本の問題かも知れません)

稽古はいつもより通しが少なく、小返しが中心でした。
そうする必要がありました。





反省点も色々とあります。
しかし、何はともあれ、毎回かなり力強い拍手をいただけたので、良かったと思います。
これはこれで一つの到達点でした。
次はまた違うのをやります。





裏要素は、追記にて。




「青山守孝がフアナだと思い込んでいた女性はメリッサだった」
その事象は、実はフアナとセルパの男女関係を否定する証拠にはなっていません。
――ということにお気付きになった人が何人かいたようなので、ここで解説します。





とりあえず公式には、フアナとセルパの間に男女関係は一切なかったという設定です。

しかし、仮に、秘密裏に、一度きりでも、そういうことがあったなら、青山守孝ほどのピエロはいません。
光を握り潰す圧倒的なピエロです。
隠し通されたら知る由もない。
目を背けたくなるほどの敗者。
憐れ過ぎて言葉もありません。

だとしたら、何なのか。
これは世界中の青山守孝に向けてのエールなのです。





俺たちにしかできないことが、必ずある。
「不自由」した分の対価は、必ず支払われる。
信じて、戦え。
諦めるな。
牙を剥け。
走れ。

上のステージで、また会おう。
posted by 森山智仁 at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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