だからそれはいい。
『からくりサーカス』(前編しか観てないけど)が非常にカッコ良かったので、
どうしてもそれと比べ、今回の方が劣ると思ってしまう。
『からくり』には漫画という別メディアのものを立体化する意義が感じられた。
今回はそれがなかった。
カプセル兵団で初めて睡魔に襲われた。
僕があのノリに飽きてしまったのだろうか?
ないとは言い切れない。
でも「毎回アレが見られる」という「安定」は劇団という形態の利点の一つ。
極端な言い方をすれば、飽きるのは飽きる方が悪い。
声が届いてこなかった、というのも、胸を打たれなかった要因だと思う。
結構な人数が声を嗄らしていて、聞き取りにくかった。
声が舞台上でストンと落ちてしまっているような感じだった。
一生懸命に何ステージもやったら声が嗄れるのは仕方ない……わけがない。
同一料金なのだから。
【年内舞台鑑賞27本目】