みんなに読ませたい。
生活感に満ちた声。
きれいごとばかりではない。
幸福を強引に見出そうともしていない。
ユンタ君には生きる意味がある。
と、著者も(葛藤の末に)書いているが、僕も全力でそれを肯定したい。
「障害児は親を選んで生まれてくる」という「常套句」がある。
今まで文献を読んだ中でしばしば目にし、
そういうものかも知れないと何となく思っていたが、
著者はこの表現を嫌っていた。
どんな表現がいつ誰を傷つけるか、まったくわからない。
それでもまず発言をしないことには始まらない。
【年内読書81冊目】