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2014年07月21日

観劇:613『Get a Life』

面白かった。
相変わらず術語が豊富で充実している。

面白かったからこそ、主人公が許せない。
過去のトラウマがあり、結果を出さなければと焦っているのはわかる。
けれど、あんなカウンセリング、個人的には絶対受けたくない。
あれじゃ取り調べだ。
押せば開く扉ばかりじゃないだろう。
たまたまこの話ではクライアントが救われた感じの結果になったからいいものの、
あれはカウンセラーが満足するためのカウンセリングだったと思う。

作品として、リュックに分厚い本をいっぱい入れているという見せ方は非常に上手い。
上手いからこそ、ひどい。
そっから何を学んでんだお前は! と。
だから結婚の話になってハッピーエンド風になるのも受け入れられなかった。

というか病院側がみんな強引で寒気がした。
「うまくいかない」を観客にわかりやすく提示しないとドラマにならないのはわかるのだが……

舞台装置、奥と下手のドアより、
カウンセリング室(?)のドアと廊下を作るべきだったのでは。
マイムを否定はしないけれどどうせドア作るならそちらに必要だったと思う。

【年内舞台鑑賞15本目】
posted by 森山智仁 at 03:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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