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2014年05月20日

レテーナ・ベンスン著/小笠原豊樹訳『ドイツ表現主義演劇 トラーとカイザー』

表現主義の何たるかをさっぱり知らず、
てっきり社会から切り離された、バクハツしたゲージュツかと思っていたが、
むしろ社会派だった。
昨今のエンタメの方がよっぽど日常と乖離している。

作家トラーと演出家との確執や、
カイザーの清々しいまでの自己愛が面白かった。

私は自分自身を途方もなく例外的な存在と見なしております。
私は万人ではない。
私は偉大な人間であり、従って卑小であることを許されております。


【年内読書36冊目】
posted by 森山智仁 at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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