とは言え前半の流れは良かった。
ダンス・アクションのタイミングや量、内容が良く、
飽きさせまいとする構成で、「エンタメ」になっていた。
中・後半に失速してしまうのは、
この手の王道志向作品ではありがちで、止むを得ない気もするが、
総上演時間が2時間オーバーというのはやはり長い。
舞台美術が世界観に合っていたのか疑問。
機械都市なのにツタ?
「既に失われた文明」ならツタ這ってるかも知れないけど……。
「現役で稼働してる」ことに意味があったはずでは?
劇場で「SF」を観る度に思う。
設定とかアクションはぶっちゃけ二流でもいい。
見た目は絶対映像に勝てない。
だからせめて「言葉」が、生身の人間のやりとりが、独創的かつ高級でなければならない。
【年内舞台鑑賞73本目】