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2013年09月14日

観客よ消費者であれ

日本と言えば製品のクオリティだ。

日本車は世界中で走っている。
電化製品の耐久性には定評がある。
百均の化粧品がお土産として歓迎される。
らしい。

それを実現させているのは「技術」だが、
「技術」を支えているものは「消費者至上主義」だと思う。

「パソコンがわからない」というクレームに対し、
「わかんねーなら使うなよ」と一蹴する権利が、
本来、メーカーにはあると僕は思う。
しかしメーカーは決して言わない。
口が裂けても言わない。

顧客最優先。
お客様は神様。
その考え方は弊害を生みながらも、
生産技術向上の確かな礎となっている。





日本の小劇場を利用するのに免許はいらない。
やりたい人は誰でもやれる。
厳しい関門をくぐり抜けることなく、いきなり世間に発表できる。

その中には面白いものもある。
が、「基本的に期待をしてはいけない」は、
何度か小劇場を観た人の間では定説である。

観客がわがままな消費者としてカンパニーに率直な意見を伝え、
カンパニーもそれを真摯に受け止める。
そういう関係性が確立されれば水準は格段に向上し、
小劇場に行くことがギャンブルではなくなる。





前述の通り消費者至上主義には弊害もある。
昨今、お茶の間の理解力が低下し、
映像作品は説明的で幼稚なものになる傾向にあるという。

ニーズには応えなければならない。
しかし迎合が全てではない。
その匙加減こそ、作り手の矜恃である。


posted by 森山智仁 at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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