アクセスランキング

2013年06月06日

初めて劇団を立ち上げる若いあなたへ

ほとんどの劇団がそうしていますが、
お客様にアンケートを書いてもらってください。
そして、それをきちんと読んでください。

あなたが脚本・演出なら多分、普通に読むでしょう。
あなたが脚本・演出でなくプロデューサーなら、
(まずその運営形態は素晴らしいことです)
脚本・演出の人に必ず読ませてください。
読みたくないと言われるかも知れません。
いいから読ませてください。





良い評価の方が多いはずです。
素直に喜びましょう。
お客さんは大概優しいから、なんて斜に構える必要はありません。
浮かれなければ大丈夫です。

問題は悪い評価です。
1枚あったら、同じ感想を抱いた人が10人はいると思ってください。
たまたまその人の舌に合わなかった、ではありません。
その人は「書いてくれた」のです。
わざわざ書かない方が普通です。
知り合いなら尚更でしょう。

高いチケット代を払ってつまらないと、腹が立つので、
時として感情的に書かれることもあります。
人格まで否定するような文章もあります。
そういうのはストレス発散の為に書かれているわけですが、
書く側の目的は関係ありません。
こちらの目的は情報収集です。
冷静に、何が良くなかったのかを教わりましょう。

白票は、解釈の仕方が難しいですが、
●面白かったけどめんどくさい。
●よほど面白くないと書かない。
●アンケートを書く気も起きなかった。
●感想とは無関係にアンケートを書かない。
等、色々なケースが想像されます。
マイナス票と捉えるぐらいの心構えでいた方が良いでしょう。

ちなみに、下敷きと筆記用具をあらかじめ付けておくだけで、
アンケートの回収率は飛躍的に向上します。
また、自由筆記欄と別に、簡単に答えられる設問を設けるのも有効です。
うちでは「満足度」を1から5で書いていただいています。





公演期間中は出演者にアンケートを読ませない、
という主義の演出家さんは多いです。
それはわかります。
悪い評価を冷静に受け止められない人もいるからです。

だとしても、公演終了後は、役者にも読む権利があります。
劇団に所属していない役者でも同じです。
何故なら役者も表現者だからです。
終わってからも伏せるのは権威を守る為でしかありません。

悪い評価は抜いて役者に読ませる、
というとんでもないことをする団体もあるそうです。
それを聞いた時は耳を疑いました。

とにかく、全てのアンケートを、みんなで、読んでください。

劇団が売れるようにするという目標に従って、
ブレない為にアンケートを見ない(つまり配らない)、
という考え方もあるかも知れません。
けれども、今、来てくれた方のレスポンスをないがしろにして、
何の為の演劇だ、と僕は思います。
本当に信念があるなら、反省はしても、ブレやしないでしょう。

もし真面目に扱わないなら、そもそも配っちゃ駄目です。
お客様に失礼です。





尚、アンケートが100%良い評価イコール劇団が売れる、
では全然ありません。
経営は別物として頑張ってください。
うちもまだまだです。









少し長くなってしまいました。

あなたが1つのチームを10年維持できたら、
後進に教えてあげたいことも出てくるでしょう。
しかしそういうのをブログに書いたりするのは程々にしておきましょう。
何故なら暇な奴だと思われてしまうからです。


posted by 森山智仁 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。