劇団地上3mm 番外公演
18:00@王子小劇場
原作=安部公房/構成・演出=川口典成
安部公房面白い。
と言うとそれで済んでしまうのだけど、
原作に忠実(らしい)のはとりあえず良いことだと思う。
東大的というのだろうか。
小鳥クロックワーク(旧)やひょっとこ乱舞にも似た匂い。
役者にさせてることとか、何より選曲とか。
その方向では、透明な幕が一枚張られたような、
悪い言い方をすれば「何かやってるなぁ」という、
びみょうな距離を感じた。
そこを覚めさせない、繋ぎ止める何かに欠ける気がする。
村人集の力量のバラつきにも大因ありかと。
地上3mmは、今まで観た中では、
駒場の小空間でキャベツとか何とか言ってたのが一番面白かった。
いや、どうだろう。
川口さんのあっちょんぶりけがツボだっただけかも知れないが。
確かあの時は「自由でいいなぁ」と思った。
「自由だなぁ」は悪い意味で思うことの方が多いけど、
3mmは珍しくいい意味でそう思ったと思う。
今回そのへんは原作ありきだからよくわからなかったけど。
前半・後半の切れ目をあの場面の直後に置いたのは秀逸だった。
あれのおかげで全体のテーマが明確になった気がする。
と言うかあの場面で核心を口にしたとふんだので、
あの終わり方も納得できた。
あと照明も良かった。暑そうで。
★★★☆☆
2007年01月21日
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