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2006年12月10日

ポテンシャル

潜在性、の意。

高校の演劇部時代、僕の書いた作品と先輩のと、
どちらをやるかということで、まぁ結局先輩の作品に決まった。
別に僕の方が優れていたとは本当に思わない。

ただその時点で、先輩の作品は未完だった。
いや、別にそれもそれで構わない。

印象に残っているのは、
先輩の作品に決まったことについて、
別の先輩がしてくれた説明。

「(先輩の作品は)完成されていないから、
みんな可能性を感じて、やってみたいと思ったんだろう」

当時は、よくわからなかった。
今でも、少なくとも件のケースに対しては、
必ずしもその通りだったと思っているわけじゃない。

原則として作品は、完成されていなければならない。
役者やスタッフを何日も拘束して舞台化し、
観客から金を取るのならなおさらだ。

が、完成度だけでなく潜在性もまた、
創作を継続していくなら示す必要のあるものだと思う。

「こいつにはまだ何かありそうだ」
と、人にそんな風に思われることができたら、
もとい、そう思われなければ、きっと続けていけない。

「もういいや次回は。もうなんかわかったから」
完成度という点では申し分なかったとしても、
そんなことを思いながら劇場を出ることは決して少なくない。

自分が後者のように思われてたら本当に嫌だ。
うーむ。
うわぁ、それは本当に嫌なことだ。
posted by 森山智仁 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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