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2012年07月29日

2012年の観劇のまとめその7

61〜70本目のベストは、
華のん企画『チェーホフ短編集「賭け」』。
重厚で、芳醇。
大人っぽい。
ああいう演劇がやりたい。










大きな劇場でチケットの高い舞台が面白いとは限らない。
確かに、金ばっかかけてなんだよこれというのはある。

一方、小さな小屋で安い切符の芝居がつまらないとも限らない。
才能あるなー!っていう若い人はいる。

どちらもあり得る。
あり得るから、今まで僕は安い方に流れがちだった気がする。
しかしそれはどうも結果的に損をしていた可能性が高い。



面白い作品に出逢える確率が、
2000円の演劇なら10%、
5000円の演劇なら33%、
ぐらいだと思う。
体感で。

だとしたら当たりを1つ見つけるのに、
安いのに通ったら20000円、
高いのに通ったら15000円、
という計算になる。
高い方がいいじゃないか!



にしてもこう考えてみるとやっぱり演劇って高いなあ。
15000円かかるよって言われたらまず手が出ない。
セレブだよセレブ。

だが確かに5000円とか10000円とかのチケットを買うお客はいて、
大きな劇場の客席がちゃんと埋まっているのだ。
小劇場で関係者同士お見合いするのが当たり前になっていると、
そういうところを見落としがちになる。

買ってくれる人を捜して、
きちんとPRすることが大事だ。
posted by 森山智仁 at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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