華のん企画『チェーホフ短編集「賭け」』。
重厚で、芳醇。
大人っぽい。
ああいう演劇がやりたい。
大きな劇場でチケットの高い舞台が面白いとは限らない。
確かに、金ばっかかけてなんだよこれというのはある。
一方、小さな小屋で安い切符の芝居がつまらないとも限らない。
才能あるなー!っていう若い人はいる。
どちらもあり得る。
あり得るから、今まで僕は安い方に流れがちだった気がする。
しかしそれはどうも結果的に損をしていた可能性が高い。
面白い作品に出逢える確率が、
2000円の演劇なら10%、
5000円の演劇なら33%、
ぐらいだと思う。
体感で。
だとしたら当たりを1つ見つけるのに、
安いのに通ったら20000円、
高いのに通ったら15000円、
という計算になる。
高い方がいいじゃないか!
にしてもこう考えてみるとやっぱり演劇って高いなあ。
15000円かかるよって言われたらまず手が出ない。
セレブだよセレブ。
だが確かに5000円とか10000円とかのチケットを買うお客はいて、
大きな劇場の客席がちゃんと埋まっているのだ。
小劇場で関係者同士お見合いするのが当たり前になっていると、
そういうところを見落としがちになる。
買ってくれる人を捜して、
きちんとPRすることが大事だ。