Mr.Childrenの『名も無き詩』にこんな歌詞がある。
演じることが役者の仕事である。
しかし改めて考えてみると、
演じずに生きている人間などいるだろうか?
誰にも自分らしさの檻がある。
それは自分が望んでだったり、レッテルを貼られてだったりするが、とにかくある。
そして時には脱獄を試みるわけだが、概ねその檻の中で生きている。
誰もが演じながら生きている。
ここで着目すべきは「どの程度演技なのか」が人によって異なるということだ。
「どのぐらい意識したら演技なのか」という問題の検討はここでは省く。
要は他者から「どのぐらい演技に見えるか」である。
そして、人は人に対して、何かしらの印象を持つ。
それを大まかに好印象と悪印象の二方向とする。
どのぐらい演技に見えるかを横軸、
好印象か悪印象かを縦軸として、
「一言で表すとどう見えるか」(すなわち、一言でこう表されるのはどういう状態なのか)
を分類したものが、写真の表である。
だから何というわけでもないのだけれども、
演技という観点から、人が人に対して抱く印象を解析すると、
概ねこんな感じなんじゃないかと思う。