晩年の輝きは、
「何歳まで」プライドを捨てられるか、
によって変わると思う。
0歳の学習能力、
ひたむきさ・貪欲さをずっと持ち続けられたら、
相当なバケモノになれるだろう。
僕が尊敬する人の多くは極めて謙虚だ。
謙虚なフリでなく本当に謙虚だ。
フリの人は傷付かないためのバリアを張っている。
既に10年以上脚本を書いていて、
僕もだいぶプライドが高くなっていると思う。
ハタチの頃が一番高くてそれからかなり下がったが、
多分また段々上がってきている。
下げなければならない。
いや、必要な時にはいつでも切り離せなければならない。
僕より若くて評価されている作家さんはたくさんいる。
きっと本当にたくさんいる。
今持っている技術や信念など、
プロからしてみればクソの役にも立たないかも知れない。
どうかバリアを張ることなく、
既に張っていたら薄めて、
遠からず来る30代に入りたいと思う。