3月16日、大塚ジェルスホールへ、ひょっとこ乱舞の第4回公演『馬鹿はおまえだ』を見に行きました。ひょっとこ乱舞のチラシは何度か手にしたことがあるのですが、イメージキャラクター(?)のガスマスク太郎(勝手に命名)があまり可愛くないどころかむしろ怖いので、劇団そのものへのイメージも正直あまり良くはありませんでした。ところがどっこい、芝居の方は、なかなかどうして面白かったのです。あ、「ところがどっこい」「なかなかどうして」なんて、滅多に使わない言い回しを連打すると、流石に違和感がありました。
実際、開演直前までは主に不安でした。
第一に、自分が前の日に3時間も寝てなかったこと。
第二に、チラシの裏に書いてあった脚本誕生秘話に、やや拒絶反応していたこと。
第三に、前説で画面(上手下手にフツーサイズのテレビが一台ずつ置いてあった)に登場した脳漿次郎(勝手に命名)が気持ち悪かったこと。
しかし、いざ始まってみると何だかよくわからないうちに面白い。
役者さんのほぼ全員が笑い取れるってのは素晴らしいことだなぁと思いました。勿論、脚本の良さもあるのでしょうが、何と言うか、皆さん「わきまえてる」。どうしたら見知らぬ人を面白がらせられるのかを、です。まぁ、俺の斜め後ろのお客さんが、周りを気にせずすんごい笑う人だったあたりが、俺の評価に影響してないとは言い切れませんけれども。ちょっと気になったのは、極北って設定があんま関係なくないかということと、靴が命を象徴してたのって結局意味あったかなぁということあたりでしょうか。あとはまぁ、面白いけどだから何?と言い捨てられなくもないあたり(俺は言いませんが)。何しろ、姉が体売ってたのって、最後あたりの一群のセリフ言わせるだけのためなんじゃないかって疑えるし。後半になると、主人公の姉妹残して全員死ぬんだろうなーって読めてきちゃってちょっと萎えたし(実は一人残ったけど)。
それにしても、作家ないし演出家が役者もやれてなおかつ上手いってのは実に羨ましいことで。耳フェチって設定は、俺からするとびみょーでしたが、「耳サミット開いた奴に言われたくねぇよ」ってツッコミが素晴らしかったので許しました。そうだよな、言われたくねぇ。
劇評っつーよりはただの感想文になってしまいました。つーか、特に実物見に行ってない人にはあんまり楽しめなさそう。しかも更新がハンパなく遅くなってしまっております。芝居にこだわらず、もっといろいろ扱うことにして、次からこそはちょくちょく書いていくんで。まだ見捨てないで下さい。さて、自分とこの本番まであと1週間です。
★★★★☆


