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2014年11月27日

トラッソスプログラム

先週の土曜、知的障碍を持つ子たちと屋内サッカーをしてきた。
いい汗をかいた。

その日は割と「できる子」が集まっていたという。
僕とペアになった子はフェイントがうまかった。

NPOの方やコーチが事前・事後に軽く解説してくださって、勉強になった。
まずはドリブル。
自力でやり遂げることが大事。
パスは次の段階なのだという。





考え事をしに行ったつもりはない。
自ら受けに行く感銘ほど実のないものはない。

ただ、「現地に行く」と同じで、「間合いに入ってみる」経験は、
やはりバーチャルでは代用しがたい。

ほんの2時間ばかり一緒にいただけだけれど、
彼らが消えていい存在だとはまったく思えなくなった。

日本は外を出歩いている障碍者が随分少ないという。
設備的には結構バリアフリー化されている(と素人目には思う)にも関わらず。
普段から目にしていれば、そんなに恐れることもないはずで。


posted by 森山智仁 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月26日

読書:創元SF短編賞アンソロジー『原色の想像力』

面白い。
水準高い。
受賞に届いていない作品も、魂が入っているものばかり。

○高山羽根子『うどん キツネつきの』
カメラがうどんを敢えて追わないのが魅力的。
審査員たちの座談会ではラストシーンが評価されていたが、僕は逆にあそこでがっかりした。

○端江田仗『猫のチュトラリー』
ほのぼの。
後半、説明の連続になるところでちょっとダレた。

○永山驢馬『時計じかけの天使』
いじめというテーマに僕が敏感なだけかも知れないが、この中で一番好き。
座談会で指摘されている通り、設定には甘いところがある。

○笛地静恵『人魚の海』
相当練られたファンタジー。
ただ、文明の程度が曖昧(意外と進んでいる?)で、イメージしづらかった。

○おおむらしんいち『かな式 まちかど』
こういう作品がもっとあってもいいと思う。
オチが弱い。

○亘星恵風『ママはユビキタス』
何もかもが説明で、ドラマがほとんどなく、面白くなかった。
SFマニアや理系の学生以外は読まなくて結構、という感じ。
座談会で高評価なのが解せない。

○山下敬『土の塵』
オーソドックスなタイムパラドックス。
座談会ではあまり評価されていないが、SF素人の僕には楽しめた。

○宮内悠介『盤上の夜』
良い作品だと思うけれど、囲碁モノとしては割と普通で、SFとしては弱い。
対局の描写が全然ないのもマイナス。

○坂永雄一『さえずりの宇宙』
まったくついていけなかった。
これも座談会で高評価なのが意外。
短編のアニメーションにしたら素敵な作品になりそうだけれど。

○松崎有理『ぼくの手のなかでしずかに』
ラブストーリーだけど、相手の女性が「願望」の塊という感じで気持ち悪い。
実験があまりに日常的で、成果が大き過ぎることに違和感がある。

【年内読書84冊目】
posted by 森山智仁 at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画:荒牧伸志監督作品『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』

CG超きれいだなあー。
最初実写かと思った。
マントの「ヴぁっさぁ」の質感がかっこいい。

しかし話重いなあー。
知らないで観たのだけれど、これはリブート作品とのこと。
原作とはまったくの別物らしい。

過去の傷。
男2人と女1人。
「秩序」を求める上層部。
荒野に咲く花。
ピースとしてはベタなものばかりと言わざるを得ない。
まぁ「ピース」なんて基本ベタか。

【年内映画鑑賞62本目】
posted by 森山智仁 at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月23日

読書:白浜研一郎著『わが戦後演劇放浪記』

「演劇」より「戦後」について書かれた本だった、という印象。
読者に媚びていない。
貴重な肉声。

演劇の「押し売り」の話あたりが衝撃的だった。
そんな調子で良く生きていられたな……と。

まぁ昨今のエンタメもみんな「押し売り」してるか。
これだけの飽和状態になると押しの弱い人は生きていけない。
ただ店先に並べておくだけでは、まず売れない。
なのに「芸術家」はそういう努力を敬遠しがちなのである。

【年内読書83冊目】
posted by 森山智仁 at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

観劇:カプセル兵団『月光条例』

長いのも、詰め込み過ぎなのも、あらかじめわかっていた。
だからそれはいい。

『からくりサーカス』(前編しか観てないけど)が非常にカッコ良かったので、
どうしてもそれと比べ、今回の方が劣ると思ってしまう。
『からくり』には漫画という別メディアのものを立体化する意義が感じられた。
今回はそれがなかった。

カプセル兵団で初めて睡魔に襲われた。
僕があのノリに飽きてしまったのだろうか?
ないとは言い切れない。
でも「毎回アレが見られる」という「安定」は劇団という形態の利点の一つ。
極端な言い方をすれば、飽きるのは飽きる方が悪い。

声が届いてこなかった、というのも、胸を打たれなかった要因だと思う。
結構な人数が声を嗄らしていて、聞き取りにくかった。
声が舞台上でストンと落ちてしまっているような感じだった。
一生懸命に何ステージもやったら声が嗄れるのは仕方ない……わけがない。
同一料金なのだから。

【年内舞台鑑賞27本目】
posted by 森山智仁 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月20日

読書:鴻上尚史『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』

語り口がすっごく優しくて癒される。
「話し言葉で文章を書く」って、できそうでできないことの一つ。





なのに、なんで女性が「わよ」って言うんだ……
いないじゃないか、そんな女……

そりゃ何十年か前は普通に「わよ」って言っていただろう。
うちの母も言う。
でもうちの母ぐらいまでだ。
同世代で日常的に「わよ」を使う女性はいない。

脚本で「わよ」を言わされることに抵抗を感じる女性が増えてくれないと、
飛躍するけど、男女平等など実現し得ないと思うのである。

【年内読書82冊目】
posted by 森山智仁 at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画:シルヴェスター・スタローン脚本・主演『ロッキー』

観たことがなかったので、観た。

大変熱くなれたのだけれども、「えええー」ってなったのが二ヶ所。

エイドリアンを自室で口説くところ。
そ、そんなに強引でいいの?
女子ってそういうのが好きなの?
実践していい?←良い子はマネしない
そして次のシーンでエイドリアンがすっかり彼女ヅラでなんかもう、つらい。

あと、ミッキーを受け入れるところ。
超熱いまくし立て、からの、すごすごと去っていくミッキー。
名シーンだ、と思いきや、ロッキーが追ってきて、引きの画面のまま握手。
何があった!?
いや、もう、それも含めて名シーン。

3日間で脚本を書き上げたというエピソードは知っていたが、
wikiで、奥さんの意見を受けてエンディングを書き直したというのを新たに知った。
初版では人種差別に一言物申す終わり方だったという。
そのままだったら売れなかっただろう。
僕自身、最近社会派に寄り気味なので、記憶しておくべきことだと感じた。

【年内映画鑑賞61本目】
posted by 森山智仁 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月19日

読書:たちばなかおる『ダウン症児の母親です!』

すごくいい本だ。
みんなに読ませたい。

生活感に満ちた声。
きれいごとばかりではない。
幸福を強引に見出そうともしていない。

ユンタ君には生きる意味がある。
と、著者も(葛藤の末に)書いているが、僕も全力でそれを肯定したい。





「障害児は親を選んで生まれてくる」という「常套句」がある。
今まで文献を読んだ中でしばしば目にし、
そういうものかも知れないと何となく思っていたが、
著者はこの表現を嫌っていた。

どんな表現がいつ誰を傷つけるか、まったくわからない。
それでもまず発言をしないことには始まらない。

【年内読書81冊目】
posted by 森山智仁 at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

読書:芦沢央『悪いものが、来ませんように』

デビュー作『罪の余白』で惚れた。
心の闇を描かせたらこの人の右に出る人はなかなかいない。

amazonで「出生前診断」で検索している時にこのタイトルを見つけ、ドキッとした。
出生前診断の話ではなくて、妊娠と出産が絡んでいる話だったが。

出生前診断の話でこのタイトルだったらキツい。
でもあり得る。

書評で「どんでん返し」って書いてあるのを見るんじゃなかったと後悔した。
詳細は知らなくても「いつ来るんだろう」と構えてしまう。

【年内読書80冊目】
posted by 森山智仁 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

観劇:劇団よこはま壱座『蠅取り紙 -山田家の5人兄弟-』

2時間15分。
ただでさえ長いのに、おそろしくまったりしている。

「平和な家族の物語」そういうものはあってもいい。
ただ、あまりにも陳腐で、毒にも薬にもならない。
気の利いたセリフや意表を突く展開が一つもない。
キャラクターも類型的(個性的とは言えない)。
とにかくうすい。
何かを観たという実感がない。

舞台美術は素晴らしかった。

昨年末の『安楽兵舎 〜VSOP〜』では、
高齢の役者さんのテンポの良さに驚かされたが、
今回は若い人も込みで普通に遅かった。

【年内舞台鑑賞26本目】
posted by 森山智仁 at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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