アクセスランキング

2013年12月18日

2012年度の男性の育児休業取得率が1.89%であることについて

公正でないと思うか、
あるいは当然と思うか。





学生が作り、学生に見せる現代劇なら、
「就活」というテーマを選べば、
ある程度共通した感情が底流にあり、共感を得やすい。

僕は来月で30歳になる。
一緒に演劇をやっている仲間もいれば、結婚した友人もいる。
学生時代より、当然ながら、周りのみんなが多様な生き方をしている。

今回は「女性の生き方」がテーマで、その中に「社会進出」も含まれる。
昔より客層も上下に幅広いし、結構意見の分かれる問題。
「就活」より共感は得にくいだろう。

まず「働くこと」を人生のどこに位置付けるかが人によって全然違う。
賃金を得るだけのものである人もいれば、自己実現と繋がっている人もいる。





実際のところ「社会に進出したい女性」は決して多くはない。
女子大生のうち主婦志望は3割、ゆくゆくは主婦志望を含めれば7割に達するというから、
ざっくり言って「社会に進出したい女性」は5割ぐらいだろうか。
(そもそも進出しにくいのでみんな進出したがらない、というのも大いにある)

今作の主人公はかなり強く社会に進出したがっている。
果たして感情移入してもらえるかどうか、不安はある。





「感動した」、「考えさせられた」、
今までの公演はそういう反応を期待していて、
演劇祭で賞が取れたのは、概ね期待通りの反応が得られたことの結果だった。
今回は一筋縄ではいかないだろう。

何であれ「心を震わせたい」という意志には何ら変わりない。
震えてくれればいい。
例えばそれが、怒りによってでも。
勿論、作者へのではなくて、登場人物への。





劇団バッコスの祭 第23回公演
『Girls, be a mother』
posted by 森山智仁 at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月15日

劇団よこはま壱座『安楽兵舎 V・S・O・P』@神奈川県立青少年センター ホール

脚本はジェームス三木。
オープニングは無難。
終盤だけ急激に面白い。
中盤7割ほど丸ごと要らない。

役者の年齢層はかなり高いのに(のに、と言っては失礼かも知れないが)、テンポが良くて驚いた。
人生経験を重ねた人にしか出せない味わいがある。
中高年でテンポが良い(頭の回転が速くて処理能力が高い)って最強。

客席も年配の方が多かったが、脚本の中盤をバッサリ切れば、若い人も十分呼べる内容だったと思う。

【年内舞台鑑賞75本目】
posted by 森山智仁 at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月14日

森達也著『オカルト』

様々なジャンルのオカルトについて、
その道の第一人者にインタヴューしたり、現場に赴いたりする。

基本的には懐疑的。
著者に「あってほしい」という願望はない。
だが頭ごなしに否定もしない。
絶妙なバランス感覚。

そして文章もうまい。
頭の回転の速さがひしひしと感じられるテンポの良さ。

「観察や記録を避けようとする特質を現象自体が有している(のかも知れない)」
面白い考え方だ。
もしそうだとすれば、
“そっち側”が何らかの意志を持っている、
あるいは宇宙誕生の瞬間に何か仕掛けた奴がいる。

【年内読書最低50冊まで残り5冊】
posted by 森山智仁 at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

深作欣二監督作品『華の乱』

ウィキペディアによると、
「与謝野晶子の視点から大正時代の社会運動、芸術運動の群像を描いている」

確かに群像。
本流は有るようで無い。
どう考えても崩壊した家族が関東大震災で強引にまとまって終わり。

吉永小百合きれいだけど与謝野晶子としてはきれい過ぎるなぁ。
まぁメロドラマ志向が強いのだろう。

ロケーションは美しい。
ドタバタする時の背景に命かけてる感じがする。
北海道も見どころ。

【年内映画鑑賞最低50本まで残り1本】
posted by 森山智仁 at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月12日

渡辺淳一著『君も雛罌粟われも雛罌粟 与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯 下』

与謝野夫妻にとって小林天眠の存在はあまりにも大きい。
寛は破天荒で実務能力に乏しく、
晶子は文壇での地位こそ確立したがそもそも儲かる仕事でなく、
天眠という経済的な支援者がいなかったら、
愛とかどうとか以前に破綻していただろう。

良書。
だが「はっきり言って」という言葉の頻発が耳につく。
そういうことは、みんな気にならないのか?
僕だけなのか?

【年内読書最低50冊まで残り6冊】
posted by 森山智仁 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月11日

オクターヴ

生活のリズムが乱れまくっていて、
総合的には多分睡眠時間足りてない。

ので、
深夜1時から夕方6時まで爆睡してしまう、
ということもあり得なくはないと思った。

そんなに連続で寝たのいつぶりかなぁ、
これでまたさらにリズム狂うなぁとか思いつつ、
家を出てみたら朝だった。

(・∀・)!

夕方だと思って何件かメールしてしまいました。
早朝にすいませんでした……。





我が家の日当たりも関係していると思う。
電気つけないで過ごせるのは夏の正午前後のみ。
posted by 森山智仁 at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月08日

特定秘密保護法

テレビ「反対の声が多いようです」
ネット「テレビは反対意見に偏り過ぎ。反対する奴は情弱」

特定秘密保護法について、賛成と反対はかなり割れてる。





一方、「中国が嫌い」は結構一致してる。

中国の“軍部”が興奮状態にあるらしい。
(その情報が真実だとして、)どうやったらおさめられるだろう。

俺はうちの裏の中華料理屋好きだよ。





日本が真珠湾攻撃に踏み切ったのを、
「当日の軍部が興奮していたせい」とするストーリーは多い。

興奮しちゃうような人が軍人にならないでほしいが、
興奮しちゃうような人じゃないと務まらないというのも恐らくあるのだろう。

だから物凄く冷静で無欲な人が、世界中の軍部に上にいてほしい。
posted by 森山智仁 at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月05日

『Girls, be a mother』予約受付開始!

年明けの公演の予約受付を本日開始しました。



今回は与謝野晶子に登場してもらい、女の生き方について考えます。

髪も乱れる激しい恋をした女性というイメージが強い彼女ですが、
「恋」をしていたのは人生の中のほんの一瞬で、
結婚後に待っていたのは旦那の浮気や子育て(しかも多産)という現実でした。

その苦労に動かされたのか、婦人解放運動にも加わりました。
ただ、高名な平塚らいてうとはちょっと考えが違ったようで、
後に母性保護論争と呼ばれる、激しい論戦を展開しています。

晶子の死からおよそ70年、日本の女性はどう変わったでしょうか。



難しそうな話だなーと思わせてしまったらごめんなさい。
難しくはないです。
エグい話です。

なかなか気付いてもらえなさそうなので言っておきます。
タイトルの「Girls, be a mother」は「Boys, be ambitious」のもじりです。

少年よ大志を抱け!
では、少女は……?



――――――――――――――――――――――――――――――

劇団バッコスの祭 第23回公演
『Girls, be a mother』
作・演出 森山智仁

2014年2月5日(水)〜11日(火)
池袋 シアターグリーン BOX in BOX THEATER
グリーンフェスタ2014参加作品

女として、母として、生涯に五万首もの歌を遺した与謝野晶子。
その亡霊が出るという噂の廃墟が、
超常現象肯定派と否定派が対決する番組のロケ地に選ばれた。
ディレクターは完全なる男尊女卑。
カメラマンとADは結婚二年目。
「子どもができたら二人で育てよう」
あの約束を、彼は守ってくれるだろうか。


●日程
5水 19:30
6木 14:00/19:00
7金 19:00
8土 14:00/19:00
9日 14:00/19:00
10月 19:00
11火祝 13:00/17:00

受付開始は開演の45分前、開場は30分前です。

開演15分前まで「与謝野晶子クイズ」をお配りします!
成績優秀者の中から抽選で素敵なプレゼントを進呈します。


●会場
池袋 シアターグリーン BOX in BOX THEATER
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-20-4
池袋駅より徒歩10分

●料金
前売 3200円 / 当日 3500円
ペア 6000円(要予約)
学割 2500円(要予約・学生証提示)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

◇おめでたキャッシュバック!
妊婦さんには100円をキャッシュバック致します。
受付にてお申し出ください。

◇Twitterでキャッシュバック!
「バッコス」・「mother」という2つのキーワードを入れてツイートしてください。
画面をご提示いただいた方に100円をキャッシュバック致します。


●ご予約
こちらのフォームをご利用ください。
http://481engine.com/rsrv/webform.php?s=55wpfpa5fnaqnzr9
posted by 森山智仁 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。