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2013年08月10日

ぬいぐるみハンター『ベッキーの憂鬱』@下北沢駅前劇場

映画『桐島、部活やめるってよ』に大きく影響を受けていると見た。
僕は『桐島』を観ていたので、他のお客さんより若干優位に立っていたかも知れない。
「ああ、あれのことね」みたいなことがちょいちょいあり。

神戸アキコさんの存在感。
(演出家から)信頼されている感じ。

舞台美術や衣装がかわいかった。

グループ間の予想外の交流をもっと見せてほしかった。
『愛はタンパク質で育ってる』にはそれがあった気がする。

【年内舞台鑑賞54本目】


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2013年08月09日

村上春樹著『1Q84 BOOK1 後編』

パッと見の“漢字とひらがなのバランス”で文章のレベルがほぼ見切れる。

学生時代にそう教わった。
乱暴な説だが、実際その通りだと思う。
漢字が多過ぎて黒くても、ひらがなばっかりで白くても良くない。

難解な言葉を大量に使用すれば高度な文章に成るかと言えば断じてそうではない。

かたや、ひらがなばかりがよみやすいかというとけっしてそんなことはない。

優れた文章は、ひらがなの野原に程よく漢字の花が咲いている。



カタカナの入り具合が、いかにも村上春樹的だなあと常々思う。

総合的な量が多いわけではないかも知れないが、
何ページおきかに訪れるカタカナのラッシュに、
僕は憧憬と畏怖とをもって接している。

顕著な例としては、服装の描写。
着るものに全力で疎い僕はぽかんと口をあけたまま読むしかない。
(そう言えばセックスのところも多分口があいている。
どうやら僕はかなりの部分をだらしない顔で読んでいるらしい)



カタカナに個性のある作家は村上春樹に限らない。
僕の好きな椎名誠も独特の法則でカタカナを用いる。

文章として一定のレベルにあるには、漢字とひらがなのバランスは一定の範囲に絞られる。
とした場合、カタカナの使い方こそが書き手の個性を分析する上で重要な要素となるだろう。

【年内読書最低50冊まで残り25冊】
posted by 森山智仁 at 04:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月08日

演劇集団キャラメルボックス1995サマーツアー『また逢おうと竜馬は言った』@シアターアプル

DVDにて鑑賞。

構図は面白いし、
終盤のカットバックは流石に盛り上がるし、
たまにクリティカルなセリフはあるけれど、
どうも言葉が洗練されていないと感じる。
キャラメルってこんな感じだったっけ……。

あとご都合主義的なところはやはり冷める。
誰かの賢さ不足によって話を転がすのはどうかと思う。

【年内舞台鑑賞53本目】
posted by 森山智仁 at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月05日

文芸専修

僕は早稲田大学第一文学部文芸専修を卒業した。



「文芸専修に入っても作家にはなれない」。
文芸を選んですぐの頃の講義で、はっきりとそう聞いた。
まぁ、それはそうだろう、と思った。

きちんと調べたわけではないが、作家になる人の割合は、
文芸と名のつく学び舎の出身者よりそれ以外の方が高いのではないだろうか。

なのに何故、人は(僕を含む)文芸に入るのか。



そもそも作家を生み出すことだけが文芸専修の使命ではない。
が、大半の学生は卒論として自作の小説を提出する。

作家になりたい。
なれるものなら、なってみたい。
才能がどうしても必要なことは骨の髄まで理解している。
ただ「自分にそれがない」ということはまだ証明されていない。
証明されるまでは、試してみたい。

そんな感じではないだろうか。
それともみんなもっと強い意志をもって文芸専修を選んでいるのだろうか。



僕の知る限り、作家を生業としている人は大抵かつて作家以外の職業を経験しており、
それ故に後進に対しては、一度就職することを強く勧めている。

と言っても、作家になる為に他の仕事を経験して、それから改めて作家になった、
というケースはあまり聞いたことがない。
作家を生業とすることなど考えていなかった、という人の方が圧倒的に多い。

勿論例外もあって、一度も就職をせず作家になった先輩もいる。
ただ、その人も文芸ではなかった。



まさか、自分が今、職業作家ではないことを、文芸専修のせいにしようというのではない。
けれど、せっかく入ったのだから、もっと懸命に勉強をすれば良かったとは、常々思う。

文芸学科に入っても作家にはなれない。
けれど、プロでもない人間が一年中小説のことばかり考えていて許される場所は、文芸専修ぐらいしかない。
posted by 森山智仁 at 04:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月04日

劇団ゴールデンタイム!『ゲッコウテラス』@明石スタジオ

舞台美術や照明は良かった。
選曲も、賛否両論ありそうだが、一貫していた。
どんなエンタメを作りたいかというイメージは伝わってきた。

しかしとにかく役者の技量が追いついていない。
特に滑舌の悪い人があまりにも多い!

脚本はかなり凝った内容で情報量的には充実していたが、リズムが単調。
「明るいシーン」がステレオタイプ。
上演時間80分なのに相当長く感じた。

武居新一郎さんの剣さばきは見事だった。
けれどそれ以外の人は殺陣ができているとは言い難い。

【年内舞台鑑賞52本目】
posted by 森山智仁 at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月02日

村上春樹著『1Q84 BOOK1 前編』

ダブル主人公。
何の関係もなさそうなところから始まって、本当に少しずつ繋がりらしきものが見えてくる。
伏線らしきものもいっぱいある。
これは長いこと楽しめそう。

描写の「量」がちょうどいい。
描き込むべきところは描き込み、そうでないところは驚くほどあっさり済ませる。
天吾が自分の原稿の削ぎ落としをする場面があるが、あれはやっぱり著者自身の感覚なのだろうか。

そしてふかえりは何故巨乳なのか。
顔の造形に対して何だかちぐはぐなイメージ。
それも何かの伏線なのか?

【年内読書最低50冊まで残り26冊】
posted by 森山智仁 at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月01日

劇団☆新感線『髑髏城の七人』(1997年再演版)@サンシャイン劇場

DVDにて鑑賞。

やっぱり新感線楽しい。
高校生が文化祭でやりたがるのもわかる。
これみんなでやったら絶対盛り上がるもの。
小道具とか衣装とか工夫してさ……嗚呼、青春。

メタシアターネタ(演劇であることに敢えて触れるギャグ)は敬遠する人も多いけれど、
実は観劇初心者にもわかりやすい、優しい笑いなのではないだろうか。

「冷めるから大事なシーンにギャグ入れないでほしい」という方もある。
が、少なくとも新感線のこの客席においては、
ほとんどの観客が劇世界に引き込まれたままメタシアターネタで爆笑している。

古田新太、素晴らしい剣速。

【年内舞台鑑賞51本目】
posted by 森山智仁 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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