幻影旅団だとそう。
2013年に入って、演劇を50本観た。
とりあえず目標達成。
去年100本観て、100本も観なくていいと思った。
そこで今年は50と定めた。
まだ4ヶ月ほど残っているので70本ぐらいにはなるだろうか。
僕は、宣言してカウントしないと観ない、とわかっているので、そうしているに過ぎない。
撃墜王になりたいわけじゃない。
演劇が好きで演劇を観ている人は多分、観た数なんかいちいち数えない。
観る人は当たり前のように100本とか200本観ている。
去年は義務感で観始めたが、予想より多くの面白い作品に出逢えて、嬉しかった。
今年もかなりの収穫があったので、特に良かった作品を挙げてみる。
他にもあったけど絞って10個。
●演劇企画集団THE・ガジラ『ゴルゴン(Gorgon)』
●劇団かさぶた『お父さんの背中』
●世田谷シルク『ブラック・サバンナ』
●DULL-COLORED POP 番外公演『プルーフ/証明』
●子供鉅人『モータプール』
●西瓜糖『鉄瓶』
●劇団6番シード『Call me Call you』
●カプセル兵団『超鋼祈願ササヅカイン〜新たなる脅威〜』
●Moratorium Pants(モラパン)『モバイルワールド 海外進出壮行会公演』
●パルコ・プロデュース公演『彦馬がゆく』
中でも、演劇企画集団THE・ガジラ,DULL-COLORED POP,Moratorium Pantsは衝撃的だった。
演劇の世界はこれからどうなるだろう。
映像の世界には「技術」のラインがあり、今でも発展を続けているが、
そういった意味で今後、技術的に大きな展開があるとは思えない。
(勿論、LEDの灯体が登場するなど、変化はある)
面白い劇団が少なくないことをたまたま僕は知っているが、普通の人は知らない。
有名人が出る。
それ以外に、ごく普通の人と小劇場を結びつけるファクターはほとんどない。
小劇場の客席には演劇関係者がいっぱい座っている。
斜陽。
行き詰まり感。
もしかしたら、だからこそ、「技術」が扉を開くかも知れない。
生の有名人以外に、劇場でしか観られないものが、何かあれば。