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2007年12月31日

プロ意識

もうすぐ2008年が終わる。
結成したのが2002年だから、もう干支が半分回ってしまった。

劇団をやってるとプロ意識というものがしばしば話題になる。

持ってんのかと訊かれれば、
大抵のアマチュア劇団員はイエスと即答だろう。
歯医者さん100人に聞きました。
「患者さんにプラークコントロールをすすめている→イエス97%」
ぐらいの勢いで、ごく当たり前のものになっているだろう。

しかしプロ意識という言葉は恐ろしく曖昧な言葉だと思う。
そもそも「プロ」とは何か。

有料公演を打ったらプロ、という説がある。
これには半分賛成。
有料公演を打つならプロ意識を持つべきだが、
有料公演を打ったらプロであるとは思えない。
僕は「プロ」と「プロ意識」という言葉を、
それぞれ別のニュアンスで考えていて、
「プロ」というのはその収入だけで生活している状態、
と定義している。
そうしないと境界線が曖昧過ぎて気持ち悪いからだ。

では、「プロ意識」とは何か。
一般的に、「ちゃんとやる」「一生懸命やる」みたいな、
そういうアレの延長線上でふわふわ漂っている言葉であり、
ぼやけているが故に便利な言葉でもあると思う。

あるかと訊かれてノータイムでありますと言えるのは、
本当に確固たる「プロ意識」を持っている場合は例外として、
言葉の意味がはっきりしてないからだ。
質問側と回答側で定義が一致していない。
例えば「演劇で飯食いたいの?」という意味で訊いたのに、
「お客様のために最善を尽くします」みたいな意味で答えるとか、
そういう食い違いがうんざりするほどある。多分。
そして「例外」は滅多にあるもんじゃない。多分。

(僕の)「プロ」の定義に添うなら「プロ意識」は、
「その収入で生活している状態になるための具体的な向上心」
といった感じになるだろうか。
「具体的な向上心」という表現は変かも知れないが、
単なる「向上心」だったら誰でも簡単に持ててしまう。
「具体的」であるためには「現実味」がなければならない。
「夢があっていいね」とか言う時の「夢」ぐらいの位置付けなら、
プロ意識を持っているとは言えないのではないだろうか。

対義語として(対義語ではないけど)「趣味」という言葉がある。
「趣味でやっている」というのは、
アマチュア演劇の世界では万死に値する大罪である。
アマチュアなのに。
何故か頑なに断固として絶対認めない。

て言うか、趣味だろ。

と時おり思うんだけど、そんなことは口が裂けても言えない。
お前モナーと言われるのが怖いからだ。
まぁでも、少なくともこの文脈では、
自分で定義したんだから言われてもしょうがない。

少々強引に、
「生活してない状態」は全部「趣味でやっている」ものとして、
改めて考えると、
趣味というのはそんなにいけないことだろうか。
「プロ」の作品が「趣味」の作品より圧倒的につまらないことも、
「プロ」よりはるかに面白い「趣味」もたくさんある。
面白い作品を作り続けていれば絶対食えるという説もあるが、
僕はあんまりそうでもないと思っている。
食えるようになるためには「それ用」の努力が必要だと思う。
それは面白い作品を作るというのとはちょっと違う性質のものだ。
例えば「ニーズに応える」とか。
と、これを言い出すと「面白いとは何か」という話に飛んでしまう。

「趣味でやってます」と公言しながら、
確かに食えてるわけではないんだけど鼻血が出るほど面白い。
そんなすがすがしい劇団がどこかにないものだろうか。
posted by 森山智仁 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月29日

オリジナリティ

071229_1851~01.JPG言葉の調子が、あるいはメッセージが、
「既成の何にも似ていない」としたら、
それは逆に無個性的だと言えるだろう。

完全な零からは傑作は恐らく生まれ得ない。
posted by 森山智仁 at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月28日

暮れ

家族でやってる正月飾りの露店。
ストーブで餅を焼いている。
おじさんが「餅いかがっすかー」。
すかさず俺「いくらっすか」。

売り物じゃなかった。

自分らで食べるために焼いてて、
おじさんが冗談を言っただけだったのだけど、
くれた。

すいません。ごちそうさまでした。
posted by 森山智仁 at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

トカトントン ―唄を忘れた純友は―

071227_2128~01.JPG地上3mm@下北沢「楽園」

結構好きな劇団で期待していただけに、
今回は楽しめなくて残念だった。
非常に長く感じた。
役者も一部以外の人はセリフを言えてない感じがした。
ドラクエ3でいうと、
戦士・武闘家・戦士の肉弾パーティーなのに、
みんな攻撃力が低い。みたいな。
そもそも力押しの芝居は、
笑いがない限りまず楽しめないというタチではある。
押されれば押されるほど何だか遠くに感じてしまう。
と言うか技巧、機微こそが3mmではなかっただろうか。

★★☆☆☆
posted by 森山智仁 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

童心

071225_1225~01.JPG八百屋の休憩でケーキが出た。
生クリームに特別な感情はないので、
砂糖菓子のサンタを貰う。
posted by 森山智仁 at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月24日

トリツカレ男

071224_1640~01.JPGキャラメルボックス@池袋サンシャイン劇場

今回は面白かった。
最近毎回「原作モノをやめた方が」と思ってたけど、
今回は意義のある脚色だったように思う。
普通に楽しかった。
ただちょっと音楽に統一性がないと言うか、
行き当たりばったりな感じがした。
あと主人公の気持ちには正直ついていけなかったけど、
大筋が面白かったのでさほど気にはならなかった。

それにしても、昨日今日と続いたので、
どうしても言いたいことが一つ。
世の中にはたとえ天地が裂けようとも、
皆と一緒に手拍子が叩けない人間がいるのだ。
本人が辛い思いをすれば済むことではある。
でもどうか存在は知っていてほしい。

★★★★☆
posted by 森山智仁 at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月22日

マリと子犬の物語

どのぐらい泣けたかというと、

最大級の尿意を抱えながらボロボロ泣けるぐらい泣けた。
posted by 森山智仁 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月21日

素敵なお客様シリーズ第三弾

おばちゃん「白菜10束ね」
俺「はい」
おばちゃん「車に積んでほしいんだけど」
俺「はいかしこまりましたー」
おばちゃん「あそこのベンツに」
俺「(何ぃベンツ!?)」
おばちゃん「あのベンツね」

普通のバンだった。



そして一人、マリと子犬の物語を観に来た俺。
posted by 森山智仁 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月18日

紅葉

071207_1601~01.JPGその気になれば都会でも結構楽しめるものだ。

都会(八王子)でも。
posted by 森山智仁 at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

わくわくワークショップ体験レポート

12:15池袋の東口に集合。
前回の地球割で拝見した役者さんに気付くも、
声をかけられないチキン。
上池袋コミュニティセンターへ移動。
うちの稽古でもよく使う場所なので若干リラックス。
着替えた後、細々と体を動かしながら開始を待つ。
何やらガタイのいい男の人が多くて内心ビビる。

三団体の演出家がリーダー交替しながら色々やるという形式。
地球割の他、劇団土下座とキットハンサム。

まずはアップ。
土下座:曲に合わせてアドリブで踊ったり、
生まれて初めてかめはめ波を撃ったりした。
地球割:部屋中を歩き回りつつ、名前を呼んだりする。
趣旨は違うけど似た形式のことをうちでもやってます。
ハンサム:曲に合わせてひたすらアクション。
正直死ぬかと思ったけど曲が良いので頑張れた。
そして5分間の休憩。
息と共にちょっと上がったテンションで、
さっきの役者さんたちに話しかけてみる。
いい人。

続いてシアターゲーム。
地球割:名前鬼、の変則バージョン。
高橋さんの動きがプロ過ぎてうけた。
ハンサム:お題を引いて、グループで5枚1話の紙芝居。
走れメロスで太陽が表現されたのが秀逸だった。
土下座:グループで大喜利。かなりむずい。
でもこれで笑い取る人は舞台でも取るんだろうと思う。
例外もあるだろうけれど。

それからトークのお時間。
心の準備とかできないままいわゆる出会い系のノリ。
すいません俺、見た目通りにこういうのマジ苦手です。
運良く八王子仲間に出会って地元トークに救われる俺。
今度買いに来てくださいねー。
年末までの日曜以外の昼間、
南口の本屋か八百屋のどっちかにいます。

最後にもう一メニュー。
ハンサム:イリハケ、特にイリを重んじるエチュード。
地球割:超短いエチュード。
続きを観たい客が一定数を下回ったら強制終了。
土下座:この後さっき出会ったペアで台本をやるので、
その練習タイム。
人の書いたセリフ覚えるのって大変なんだなぁ。

で、17:00終了。
なかなか刺激的な一日だった。
でももっと、断片的には聞かれたけど、
メニューの意義とか演劇について考えてることとかを、
もっとじっくりと聞いてみたかった気もする。
ある演劇人はある戯曲集の前書きで、
自分の芝居が世界一面白いと思ってると書いていた。
きっとみんな少なからずそう思ってはいるだろう。
勿論それを「劇場で」「説明」したら単に痛い。
だからこそワークショップのような場では、
演出家は語るに落ちるぐらいで丁度いいかも知れない、
と思う。でも、
今回のメインの趣旨は横の繋がりを作るということで、
そういう意味では十分な内容だったと思う。
posted by 森山智仁 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする